2000年以降のフランス映画(1)「夏至」&「赤ちゃんに乾杯!-18年後」
2000年以降のフランス映画(1)「夏至」&「赤ちゃんに乾杯!-18年後」●♪🎬 はじめに 6月22日(土)PMに、2000年以降のフランス映画を集めるイベントを企画しました。ついては、連休をはさんで5月は、新しめのフランス映画のリストアップをする予定です。その準備をかね、特集として、これまでのご案内の映画作品以外で、古い順に気になる映画をご紹介します。今回はユニフラ
アカデミー賞受賞「関心領域(The Zone of Interest)」とザンドラ・ヒュラー
アカデミー賞受賞「関心領域(The Zone of Interest)」とザンドラ・ヒュラー ■連休明け5/24 公開予定:「関心領域(The Zone of Interest)」(2023) 本作は、アカデミー賞の国際長編映画賞・音響賞を受賞した。 ジョナサン・グレイザー監督作品で、マーティン・エイミスの同名の小説を原作とした、アメリカ/イギリス/ポーランドの合作の歴史映画になる。ルド
5/12 東京日仏学院 読書クラブ「映画化された小説」(ご案内)
5/12 東京日仏学院 読書クラブ「映画化された小説」(ご案内)映画化されたフランスの小説をテーマとした、連休明けのイベントをご案内します。私も参加する予定です。 ちなみに、昨年はバカンスにちなんだ小説というテーマに対して、「ぼくの伯父さんの休暇」を選びました。■メディアテークのリンク先https://clubdelecture20240512.pea
神木隆之介の貴重なTVシリーズ 「風のガーデン」(全6巻、全11話)
神木隆之介の貴重なTVシリーズ 「風のガーデン」(全6巻、全11話)■はじめに 1年半くらい植物画を勉強していて、昨年の朝ドラ「らんまん」も初めて連続して視聴していたが、チーム神木のメンバーのパワーもすごく、主題歌もよかったので、半年間、堪能できた。 その関係で、倉本聰脚本の、『北の国から』『優しい時間』に続く“富良野3部作”最終章となるTVドラマ(シリーズ)を
クロード・ソーテ作品から「愛を弾く女(Un Coeur en Hiver)」
クロード・ソーテ作品から「愛を弾く女(Un Coeur en Hiver)」❤ おすすめする恋愛映画とは? 恋愛映画というと、お薦めするには、ハッピーエンドを期待するのだけど、色々なパターンがある様に思う。大人の恋愛を描くには、右にでるものがいないクロード・ソーテ監督作品で探してみた。キャストと音楽の美しさという意味で「愛を弾く女」だと思った。 2010年代はクラシック音楽
秋にみたい画家がテーマの映画「画家ボナール ピエールとマルト」
秋にみたい画家がテーマの映画「画家ボナール ピエールとマルト」 ■「画家ボナール ピエールとマルト(Bonnard, Pierre et Marthe)」(2023) 3月の横浜フランス映画祭で観客賞を受賞した本作は、この秋に公開になるので、少し先だけど観てみたい。また、本作は第76回カンヌ国際映画祭 カンヌ・プルミエール部門に正式出品された。 ■作品の概
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ③「最強のふたり(Intouchables)」
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ③「最強のふたり(Intouchables)」■「最強のふたり(Intouchables)」(2011) 主演2人の演技が世界中で絶賛された感動のヒューマン・コメディ。実話を基に、首から下が麻痺した大富豪の中年男と、その介護人となったスラム出身の黒人青年が、互いの境遇の違いを乗り越えて真の友情を育んでいく姿を、ユーモアを織り交ぜハートウォー
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ②「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ②「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」■「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛(Les amants du FLORE)」(2006) 実存主義で知られる哲学者サルトルとその生涯のパートナーでもあり『第二の性』で女性の解放を説いた作家ボーヴォワールが、既成の道徳観や古い因習に抗い、新しい愛の形を実践していく姿を描いた伝記ドラマ。主演は
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ①「ギャルソン!(Garcon!) 」
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ①「ギャルソン!(Garcon!) 」■映画に登場するパリのカフェ・レストラン特集(はじめに) 雑誌タイトルの「映画で旅するフランス」(「勝手にしやがれ」から「アメリ」まで)(2004.3)を随分前に購入していたので、ここに登場する映画は制覇しようと思い参考書にした。昨年はジャン・ユスターシュ監督の「ママと娼婦」(1973)をやっ
30才の若手フランス俳優 ヴァンサン・ラコスト!
30才の若手フランス俳優 ヴァンサン・ラコスト!■はじめに 最近の数々のフランス映画に登場する、ヴァンサン・ラコストについて、改めてスポットを当てたい。これまで3本の映画をご紹介しているが、横浜フランス映画祭の初日(3/20)に新作の「愛する時」を鑑賞する機会があり、上演前に、来日して会場での挨拶があったので、より親しみがわいている。 ■ヴァンサ