春画先生
春画先生シュールで純愛、どこか浮世離れしていて、可笑しくて愛おしい。登場人物、1人も常識人がおりません。皆、変態で狂っている。なのに品があって、嫌悪感ゼロ。こんな映画が今までにあっただろうか。【ストーリー】喫茶店で働く弓子(北香那)は、お客の春画先生こと芳賀一郎(内野聖陽)に声をかけられ、戸惑いながらも春画
アンダーカレント
アンダーカレント喫茶店で探偵の山崎が言う。『人からどう見えるかというのは何をするかという事とあまり関係ないことだからなあ』 本当、そう。ましてや、言葉なんてどうにだってなる。けど、その人の行動には、嘘がない。家族だろうと、恋人だろうと、人は見たいものしか見ようとしないものだ。だから、わかったフリをして生きていく。欲
秘密の森の、その向こう
秘密の森の、その向こうなんだかわからないけど、めちゃくちゃ響いちゃって涙が止まらない。ラストシーンも凄く良くて、おまけにエンドロールの歌も最高に良い。もう、いつ泣きやめるかわかんない!そして、決して多くない台詞。これは、台詞よりもその佇まいごと楽しむ作品なのかもしれません。【ストーリー】 ネリーはおばあちゃんが死んだ。お
白鍵と黒鍵の間に
白鍵と黒鍵の間に1988年、銀座。昭和63年、翌年には平成になる。このギリギリ昭和って設定がニクい。夜の世界観がとても良い。キャバレーなんて今は遠い昔の響き。札幌にもススキノという不夜城があるけど、あの世界って、本当の事なんて無いようで、もしかしたら現実かもしれない。そんな気持ちにさせる空気がある。昼と夜の顔が違う