似顔絵で綴る名作映画劇場『昭和の太陽を燦々と浴びたいあなたへ』
似顔絵で綴る名作映画劇場『昭和の太陽を燦々と浴びたいあなたへ』昭和の太陽を燦々と浴びたいあなたへ 美しい夕陽を遮る高層マンションも、宝石のような星との語らいを邪魔する無粋なネオンもなかったあの頃。映画館に足を運ぶというのはひとつのイベントでした。そこではキラ星のようなスタアたちが、眩いばかりのオーラで私たちの心を照らしてくれたのです。そんな時代を彩った昭和の
昭和・平成シネマ画報 「ゴジラ」
昭和・平成シネマ画報 「ゴジラ」『ゴジラ』(1954) イラスト 志賀コージ私の記憶が正しければ、ゴジラとの遭遇は第3作目の『キングコング対ゴジラ』(昭和37年/1962)が最初でした。1作目と翌年の続編『ゴジラの逆襲』の公開時はまだこの世に生を受けていないので、リアルタイムでの『ゴジラ』鑑賞はこの2本の後となります。とは言って
昭和・平成シネマ画報 「サムライ」「高校教師」
昭和・平成シネマ画報 「サムライ」「高校教師」『サムライ』(1967) イラスト 志賀コージ最小限に台詞を抑え、トレンチコートも凛々しい孤独の殺し屋を演じたアラン・ドロン。彼の中の″悪の美学″が見事に開花したフィルム・ノアールの名作。一匹狼の殺し屋はいつものように依頼された仕事を終わらせるが、運悪くナイトクラブのピアノ奏者の女と鉢合わせをして
昭和・平成シネマ画報 「エクソシスト」「ローズマリーの赤ちゃん」
昭和・平成シネマ画報 「エクソシスト」「ローズマリーの赤ちゃん」『エクソシスト』(1973) イラスト 志賀コージ社会現象まで巻き起こしたオカルト映画の代表的作品! 日本での公開は、もちろん夏でした。夏休みを迎えた学生を始めとして、映画館に詰めかけた老若男女の熱気たるや、凄まじいばかりでしたね! 「映画」が最高にパワフルだった時代の象徴的風景でもありました。
昭和・平成シネマ画報 「駅 STATION」「エルビス・オン・ステージ」
昭和・平成シネマ画報 「駅 STATION」「エルビス・オン・ステージ」『駅 STATION』(1981) イラスト 志賀コージオリンピックの射撃選手でもあった刑事の半生を、北海道を舞台に3人の女との出会いと別れを通して描いた人生模様。その時々をオムニバスにも似たスタイルを取りながら、人生の哀歓を噛みしめるが如く見つめています。高倉健演じる実直な刑事は、妻の不貞をど
昭和・平成シネマ画報 「愛の嵐」「タクシードライバー」
昭和・平成シネマ画報 「愛の嵐」「タクシードライバー」『愛の嵐』(1975) イラスト 志賀コージユダヤ人の少女がナチスの収容所時代に味わった恥辱の日々。戦後、幸せな結婚をした彼女は、かつて自分をもてあそんだナチス残党の男と思いがけず再会してしまう。運命の歯車が逆回転する。理解不能の衝動に抗えずに再びの性の海に溺れる2人。その背後では、ナチスの悪行の
昭和・平成シネマ画報 「真夜中のカーボーイ」「2001年宇宙の旅」
昭和・平成シネマ画報 「真夜中のカーボーイ」「2001年宇宙の旅」『真夜中のカーボーイ』(1969) イラスト 志賀コージ何かが変貌しようとしていた″70年代前夜″のアメリカ。大都会ニューヨークの虚構と現実の間でもがく若者たち。アンチヒーローのバイブルとも言える問題作。肺を病み、ベタベタと脂汗を浮かべたダスティン•ホフマンの汚れた男ぶりを名演と言わずしてなんと言
昭和・平成シネマ画報 「ゴースト/ニューヨークの幻」「グリーンマイル」
昭和・平成シネマ画報 「ゴースト/ニューヨークの幻」「グリーンマイル」『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990) イラスト 志賀コージ最愛の恋人を失った悲しみと彼女の身に迫る危機。そして、奇跡のような愛の瞬間。ファンタジックでセンチメンタル、何よりも力強く前へ進む勇気をも謳い上げる感動作です。暴漢に襲われて命を落とした恋人は、ゴーストとなって彼女を守ろうとする。哀し
昭和・平成シネマ画報 「ムーンウォーカー」「パルプ・フィクション」
昭和・平成シネマ画報 「ムーンウォーカー」「パルプ・フィクション」『ムーンウォーカー』(1988) イラスト 志賀コージ神に選ばれし男、マイケル・ジャクソン。彼が発案して総指揮をした意欲作です。激しいダンスの途中でありえない角度まで前傾してはまた元に戻る。あのイリュージョンのようなパフォーマンスが有名な、超スタイリッシュな映画です!鮮やかなブルーのシャツに純白の
昭和・平成シネマ画報 「北北西に進路を取れ」「サイコ」
昭和・平成シネマ画報 「北北西に進路を取れ」「サイコ」『北北西に進路を取れ』(1959) イラスト 志賀コージ″サスペンスの神様″ヒッチコックの代表作のひとつ。お得意の″巻き込まれ型″のストーリー展開で極上のハラハラドキドキを存分に味わわせてくれます。偶然、他人に間違われたうえに命を狙われてしまう男の恐怖。某国のスパイ組織は、主人公の男を″ある人物″