昭和・平成シネマ画報 「真夜中のカーボーイ」「2001年宇宙の旅」
昭和・平成シネマ画報 「真夜中のカーボーイ」「2001年宇宙の旅」『真夜中のカーボーイ』(1969) イラスト 志賀コージ何かが変貌しようとしていた″70年代前夜″のアメリカ。大都会ニューヨークの虚構と現実の間でもがく若者たち。アンチヒーローのバイブルとも言える問題作。肺を病み、ベタベタと脂汗を浮かべたダスティン•ホフマンの汚れた男ぶりを名演と言わずしてなんと言
昭和・平成シネマ画報 「ゴースト/ニューヨークの幻」「グリーンマイル」
昭和・平成シネマ画報 「ゴースト/ニューヨークの幻」「グリーンマイル」『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990) イラスト 志賀コージ最愛の恋人を失った悲しみと彼女の身に迫る危機。そして、奇跡のような愛の瞬間。ファンタジックでセンチメンタル、何よりも力強く前へ進む勇気をも謳い上げる感動作です。暴漢に襲われて命を落とした恋人は、ゴーストとなって彼女を守ろうとする。哀し
昭和・平成シネマ画報 「ムーンウォーカー」「パルプ・フィクション」
昭和・平成シネマ画報 「ムーンウォーカー」「パルプ・フィクション」『ムーンウォーカー』(1988) イラスト 志賀コージ神に選ばれし男、マイケル・ジャクソン。彼が発案して総指揮をした意欲作です。激しいダンスの途中でありえない角度まで前傾してはまた元に戻る。あのイリュージョンのようなパフォーマンスが有名な、超スタイリッシュな映画です!鮮やかなブルーのシャツに純白の
昭和・平成シネマ画報 「北北西に進路を取れ」「サイコ」
昭和・平成シネマ画報 「北北西に進路を取れ」「サイコ」『北北西に進路を取れ』(1959) イラスト 志賀コージ″サスペンスの神様″ヒッチコックの代表作のひとつ。お得意の″巻き込まれ型″のストーリー展開で極上のハラハラドキドキを存分に味わわせてくれます。偶然、他人に間違われたうえに命を狙われてしまう男の恐怖。某国のスパイ組織は、主人公の男を″ある人物″
昭和・平成シネマ画報 「俺たちに明日はない」「イージー・ライダー」
昭和・平成シネマ画報 「俺たちに明日はない」「イージー・ライダー」『俺たちに明日はない』(1967) イラスト 志賀コージ不謹慎を承知の上で、実在した数あるアウトローたちの中にあって、際立つような魅力に満ちていたのがボニーとクライド。そのことを、この作品が助長したと言っても過言ではないでしょう。ラストでの2人による人生最後の″死のダンス″の衝撃。そして、その後に
昭和・平成シネマ画報 「チャップリンの黄金狂時代」「ひまわり」
昭和・平成シネマ画報 「チャップリンの黄金狂時代」「ひまわり」『チャップリンの黄金狂時代』(1925) イラスト 志賀コージ悲劇と喜劇は紙一重であることを、神業のようなパントタイムで魅せてくれるチャップリン。食べること、生きること、そして幸せになるためには、人は時に残酷にもなる。笑い転げた後にふっと感じる冷んやりとした風の中に、チャップリンの奥深さを見た思い
昭和・平成シネマ画報 「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーPART Ⅱ」
昭和・平成シネマ画報 「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーPART Ⅱ」『ゴッドファーザー』(1972) イラスト 志賀コージ見てはいけない闇の世界をのぞき見したような騒めきを覚え、それでいて家族の愛に心揺さぶられる作品。非情の掟に生きるイタリア移民一族が織りなす、もうひとつのアメリカ史。琥珀色に浮かび上がる男たちの強烈な美学。マーロン・ブランドを筆頭に、登場する人物
昭和・平成シネマ画報 「明日に向って撃て!」「カッコーの巣の上で」
昭和・平成シネマ画報 「明日に向って撃て!」「カッコーの巣の上で」『明日に向って撃て!』(1969) イラスト 志賀コージ19世紀末に実在した2人のアウトロー、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド。銀行や列車を襲い、逃走を繰り返しながらの刹那的生き方にしか光を見い出せない男たち。背後に迫る追跡隊の向こうには、やがて来る20世紀の工業社会の影が牙を研いで待ってい
昭和・平成シネマ画報 「淀川長治」「小森和子」
昭和・平成シネマ画報 「淀川長治」「小森和子」淀川長治(1909-1998) イラスト 志賀コージかつて民放TV各局では、『〇〇洋画劇場』や『〇〇ロードショー』といった映画番組が花盛りでした。毎日どこかの局で、洋画を中心とした往年の名作や話題作が放映されていました。その中でも老舗中の老舗と言えるのが『日曜洋画劇場』(NET/現テレビ朝日)で、
昭和・平成シネマ画報 「ヤング・フランケンシュタイン」「フロント・ページ」
昭和・平成シネマ画報 「ヤング・フランケンシュタイン」「フロント・ページ」『ヤング・フランケンシュタイン』(1974) イラスト 志賀コージ下ネタとさまざまなパロディに彩られた、可笑しな可笑しなフランケンシュタイン物語です。そこに居るだけで笑いが込み上げてくる名優ジーン・ワイルダーが、バカバカしい映画を撮らせたら天下一品の監督メル・ブルックスとタッグを組んだ大傑作ホラー