まるで私のこと?『波紋』
まるで私のこと?『波紋』【これって、今の私?】何かに没頭したいのよ。このお年頃の女性、とてもわかる。まるで私じゃん。子育て、旦那の面倒、介護、仕事のストレス、ご近所トラブル、対人関係。あーー、しゃらくせぇ。全部放り出したい!けどそんな事出来ないし、誰かに丸投げする事も出来ない。やるのは全部自分だ。なのに、あの男は逃げた。依
篠田三郎の出演映画 その3
篠田三郎の出演映画 その3もう1回、篠田三郎である。大映が倒産し、72年は「熱血!猿飛佐助」などテレビが活動の中心となった篠田だが、映画にも出演している。72年はATGの「哥」の主演を務めている。ATGはアート・シアター・ギルドの略。まあ低予算で芸術性の高い映画を作ることを目指した会社という感じであろうか。「哥」は「歌」の異
コトー先生が教えてくれた生と死
コトー先生が教えてくれた生と死人の営み、本来の自分、他者との関わり、そして生と死。様々な要素が絡み合いながらも、観客を混乱させることなく感動に導く。コトー先生や島の人たちに魅了された2時間はあっという間だった。 私は、看護師と言う職業柄、やはり医療職者の視点で観てしまうのは否めない。 どのような処置を施しているのか、どのような
「生きる美しさ」を見出す
「生きる美しさ」を見出す私たちは、何を目的に生きているんだろう?誰のために生きているんだろう?何に喜びを感じ、何に悲しみを感じるのであろう? (c)Number 9 Films Living Limited 今作は、黒澤明監督の不朽の名作「生きる」をノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本で、イギリスを舞台にリメイクしたヒュー
篠田三郎の出演映画 その2
篠田三郎の出演映画 その2引き続き篠田三郎である。71年になり「高校生ブルース」で共演した関根恵子(高橋惠子)とコンビで主演となったのが「高校生心中・純愛」である。この頃の大映の高校生ものと言えば、篠田も出演していた「高校生番長シリーズ」のような不良が中心で、「軟体動物シリーズ」や「ジュニアセックスシリーズ」のような際どい性
ナポレオン「愛する人への偏愛的依存」
ナポレオン「愛する人への偏愛的依存」ナポレオン 2023年(令和5年)12月1日公開。PG12映画館の予告編を観てみたくなり、映画の日にて鑑賞。作品を観て改めて「ナポレオン」を知りたいと思った。どうしても「下町のナポレオン」「早野凡平」「ナポレオンズ(ボナ植木・パルト小石)芸名がナポレオンのマジシャンコンビ」が思いつく。ストーリー17
篠田三郎の出演映画
篠田三郎の出演映画70年代青春スターシリーズ。今回は篠田三郎である。「ウルトラマンタロウ」「二人の事件簿」など主演ドラマも多く、テレビでの印象が強いと思うが、元々は大映の第18期ニューフェイス出身である。本名は大塚晴生で、アニメーターの大塚康生とよく似ているが特に関係はない。65年、高校在学中に大映と東宝のニューフェ
「TOKYO, I LOVE YOU」エンタメの塊(ソウル)
「TOKYO, I LOVE YOU」エンタメの塊(ソウル) 「TOKYO, I LOVE YOU」 令和5年(2023)年11月10日(金)より公開(c)TOKYO,I LOVE YOU FILM PARTNERSストーリー日本の首都「東京」―この大都市のいくつかの街角で起こる、恋人、親子、親友たちの愛にまつわる物語。東京タワー
水谷豊の出演映画 その2
水谷豊の出演映画 その2引き続き水谷豊だが当時18歳で高校卒業を控え、この時点では俳優で生活していくことを考えていなかったため、劇団ひまわりを退団し、二年近く芸能界から離れているのである。 カムバックしたのは72年、中山仁主演の青春ドラマ「泣くな青春」の不良生徒役だった。「新・高校生ブルース」で共演した関根恵子が生徒会長役
水谷豊の出演映画
水谷豊の出演映画70年代青春スターシリーズ、今回は水谷豊である。水谷豊もテレビでの活躍が目立つ役者であり、実際映画の方では目立つ作品は少ないと言える。65年、12歳の時に劇団ひまわりに入団。68年手塚治虫原作の「バンパイヤ」で主役デビューを果たす。実写ドラマではあるが、アニメとの合成作品である。水谷演じるトッペイが