クロード・ソーテ作品から「愛を弾く女(Un Coeur en Hiver)」
クロード・ソーテ作品から「愛を弾く女(Un Coeur en Hiver)」❤ おすすめする恋愛映画とは? 恋愛映画というと、お薦めするには、ハッピーエンドを期待するのだけど、色々なパターンがある様に思う。大人の恋愛を描くには、右にでるものがいないクロード・ソーテ監督作品で探してみた。キャストと音楽の美しさという意味で「愛を弾く女」だと思った。 2010年代はクラシック音楽
秋にみたい画家がテーマの映画「画家ボナール ピエールとマルト」
秋にみたい画家がテーマの映画「画家ボナール ピエールとマルト」 ■「画家ボナール ピエールとマルト(Bonnard, Pierre et Marthe)」(2023) 3月の横浜フランス映画祭で観客賞を受賞した本作は、この秋に公開になるので、少し先だけど観てみたい。また、本作は第76回カンヌ国際映画祭 カンヌ・プルミエール部門に正式出品された。 ■作品の概
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ③「最強のふたり(Intouchables)」
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ③「最強のふたり(Intouchables)」■「最強のふたり(Intouchables)」(2011) 主演2人の演技が世界中で絶賛された感動のヒューマン・コメディ。実話を基に、首から下が麻痺した大富豪の中年男と、その介護人となったスラム出身の黒人青年が、互いの境遇の違いを乗り越えて真の友情を育んでいく姿を、ユーモアを織り交ぜハートウォー
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ②「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ②「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」■「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛(Les amants du FLORE)」(2006) 実存主義で知られる哲学者サルトルとその生涯のパートナーでもあり『第二の性』で女性の解放を説いた作家ボーヴォワールが、既成の道徳観や古い因習に抗い、新しい愛の形を実践していく姿を描いた伝記ドラマ。主演は
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ①「ギャルソン!(Garcon!) 」
映画に登場するパリのカフェ・レストラン ①「ギャルソン!(Garcon!) 」■映画に登場するパリのカフェ・レストラン特集(はじめに) 雑誌タイトルの「映画で旅するフランス」(「勝手にしやがれ」から「アメリ」まで)(2004.3)を随分前に購入していたので、ここに登場する映画は制覇しようと思い参考書にした。昨年はジャン・ユスターシュ監督の「ママと娼婦」(1973)をやっ
30才の若手フランス俳優 ヴァンサン・ラコスト!
30才の若手フランス俳優 ヴァンサン・ラコスト!■はじめに 最近の数々のフランス映画に登場する、ヴァンサン・ラコストについて、改めてスポットを当てたい。これまで3本の映画をご紹介しているが、横浜フランス映画祭の初日(3/20)に新作の「愛する時」を鑑賞する機会があり、上演前に、来日して会場での挨拶があったので、より親しみがわいている。 ■ヴァンサ
3月のコンサートの演奏曲 「ぼくの伯父さんの休暇」から「パリのお天気はどう?」
3月のコンサートの演奏曲 「ぼくの伯父さんの休暇」から「パリのお天気はどう?」はじめに 今年の3月のコンサートの♪サロン・フランセVol.3では、フランスの作曲家のガブリエル・フォーレの没後100年と、100年ぶりのパリオリンピックの2つのテーマに因んだプログラムで、演奏する機会をいただいた。ちゃっかり、第3部ではフランス映画等の楽曲を集めてみた。私も「ぼくの伯父さんの休
昨年のコンサートの楽曲 映画「ロバと王女(Peau d'Âne)」など<ご紹介>
昨年のコンサートの楽曲 映画「ロバと王女(Peau d'Âne)」など<ご紹介>■はじめに 昨年5月に、プロの声楽家をいれて5名で演奏したコンサート“♪サロン・フランセVol.1”では、10の映画に登場する曲を、サティやラヴェルのピアノ演奏と、フランス語のシャンソンや歌曲の歌唱でお届けした。 その中で、私が演奏(歌唱)した4曲のうち、関連の映画「ロバと王女」(1970)と1
愛すべき♪シネマ・フランセ・コーナーは ミックスド・メディアで!
愛すべき♪シネマ・フランセ・コーナーは ミックスド・メディアで!■メディア・レスをめざして! 今月のお題"私の部屋の映画コーナー"は、シネマニストの個性をアピールできる様ですが・・・。私の場合は、本来の映写品質にこだわるDVDのコレクションには至らず、また限りなくメディア・レスを目指す意味でも量でも勝負できていません???(* ジャズ鑑賞時代に、多くの同志の方の
2024.2.3 ♪シネマ・フランセVol.3(ご報告)
2024.2.3 ♪シネマ・フランセVol.3(ご報告)■はじめに 東京日仏学院で昨年読書クラブが開催され、メディアテークに、まだ鑑賞できていないフランス映画が多数あることを知った。特にブノワ・マジメル氏が主演する「王は踊る(Le Roi Danse)」(2000)を見つけたが、この作品は2017年の関根敏子先生の“フランス・バロックの舞踏”シリーズ