ベタですが、良いです。
ベタですが、良いです。命のカテーテルにまつわる実話ベースの映画化作品。映画においてここまで父親キャラを前面に押し出してきた大泉洋は初めてと言っていいのではないかという印象で、なかなか新鮮でした。かなり突飛で振り切った役柄ですが、そこは母親&妻役の菅野美穂が受け手としてドンと構えているので、バランスが取れています。カギとな
ただただ、隣にそっといてくれる人の大切さを描く『夜明けのすべて』
ただただ、隣にそっといてくれる人の大切さを描く『夜明けのすべて』今時、大なり小なり”ナニカ”を抱えていない人などいないと思います。本作の二人はPMSとパニック障害、それゆえに仕事に生活に支障が出てしまっています。この映画ではそんな人を励ますとか、背中を押すとかいうほど積極的な立場ではなく、だからと言って過剰に悲劇的に描くわけでもなく、ただただ、隣にそっと静かに立
扉の向こうにはすべての時間があった。
扉の向こうにはすべての時間があった。雨、雲、光の映像美と共に描かれるのは見えぬ物を可視化した巨大ミミズ、人々の生活と隣り合わせにいるのだ。正体は?対抗する草太たちの未来は?そしてすずめの戸締まりは完了したのか?ぜひ確かめて欲しい作品だ。唐突な入り方だが、新海誠作品の映像美は有名だ。夜空の星、雨、雲の動き、差し込む光など、私たちが見慣れ