戦後、こころの焼け野原に神を想った作家。 その1
戦後、こころの焼け野原に神を想った作家。 その12023年3月27日 遠藤周作生誕100年となりました。 遠藤周作は22歳の時、終戦を迎えました。同世代、いわゆる戦中派の青年の多くがそうであるように、松本清張、司馬遼太郎らは出征し軍隊生活を経験してますが、遠藤周作は体が弱く肋膜炎のため召集が遅れ、入隊直前で終戦。まずその点で負い目を感じたことで
ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い
ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い外国のなまえの日本語表記の問題はむつかしい。 相手の国の発音を聞き取って、カタカナなどに置き換え外来語とするのだけど、別々の言語を元にした外来語は、同じものを指しても別のものと思ってしまう。 たとえばキリスト教の国では十二使徒にちなんで男性の名前を付けますが、イタリア語由来と英語由来では、
敗者を称える歌
敗者を称える歌アカデミー賞授賞式のみどころの一つはショーの素晴らしさ。主題歌賞候補のパフォーマンスもだが、企画もののスペシャル・パフォーマンスは格別なものがある。そのなかで僕が今まで観てきた中で最高と思うのは、第58回(1985年度)授賞式( 1986年3月24日 )での「 Here's to the Loser